今回は、瀬戸・赤津の窯元が工房開放するイベント「赤津窯の里窯めぐり」のホームページが新しくなったので、ご紹介をしたいと思います!「赤津窯の里窯めぐり」とは何か?瀬戸は1000年以上もやきものをつくり続ける、世界でも珍しい産地です。「日本六古窯」のひとつにも数えられ、文化庁の「日本遺産」にも指定されています。そんな瀬戸のなかでも「赤津」という地区には、とりわけやきもの関係者が集まっています。場所は、中心市街地からは4キロほど。すこし離れた山あいにあります。もともと赤津は赤津村という独立した村で、1925(大正14年)に瀬戸町と合併しました。1929(昭和4)年の市制施工のタイミングで、当時の繁華街だった一帯を赤津町へ。そんなわけで、なんだか瀬戸の中心市街地とはまた全然違った雰囲気のエリアで、かつての繁華街であった赤津町界隈には、目に飛び込んでくる多くが窯元や問屋。まさに“窯の里”といった景色が色濃く残っていて、歩いているだけで、とても楽しいエリアです。非常に薄く、はかなげな作品がすてきな「玉樹窯」。伝統的な釉薬・絵柄を絶妙に現代にマッチしたやさしさに仕上げる「作助」。伝統的なものを少しモダンに「三峰陶園」。伝統的工芸に指定される「赤津焼」伝統的工芸品に指定される「赤津焼」の産地でもあります。その特徴は、7種類の伝統的な釉薬。そして、へら彫り、印花、櫛目、三島手など、12種類の多彩な装飾技法にあり、素人にはすべては理解することは難しいですが、釉薬がとくに特徴的のように思います。こうした伝統的なやきものを焼く、何百年も続く歴史ある窯元が多いエリアの一方、新しい陶芸家もすこしずつ増えてきているエリアです。ふだんは平日にお仕事をされていて、週末、なかなか開放されることがない窯元にもおじゃまできるので、貴重な機会です! 赤津で新たに誕生した、大人気の窯元「翠窯」。愉快な大人代表! 赤津焼伝統工芸士の宮地生成(飽津窯)さん。「赤津窯の里めぐり」発起人。「喜多窯 霞仙」加藤裕重さん。瀬戸でいちばんのお祭り「せともの祭」だと、みんな売るぞ〜!!!! という感じのテンションなのですが、「赤津の里窯めぐり」は、もっとのんびりとした時間が流れ、「ようこそ赤津へ。よかったら見ていってくださいね」という印象なので、落ち着いて見られます。そして、今回のホームページが超画期的なの点が、イベント時以外に工房見学できるかどうかも紹介されています! 陶芸体験できる場所もあったりするので、ぜひぜひチェックしてみてくださいね。/////////////////////////////////////////〔イベント詳細〕赤津窯の里めぐり時間:9時〜16時場所:赤津エリア各所(愛知県瀬戸市赤津町界隈)https://akazuyaki.wixsite.com/seto