『ほやほや』編集長のほや子(みなみ・みく)です。2024年2月10日(土)、夫と運営するせともの土産店「ヒトツチ」がぷちリニューアルしました。Made in SETOのやきものをはじめ、木工、粘土、食品などもひっくるめた、現代の“せともの”をお取り扱いするお店です。改めてお店のご紹介させてくださいませ!「せと末広町商店街」の一角に、オープン「ヒトツチ」は、尾張瀬戸駅から徒歩10分ほど。せと末広町商店街の一角にあります。最近、メディアでは、藤井聡太くんで盛り上がりを見せる「銀座通り商店街」に注目が集まっていますが、じゃないほうのアーケード商店街です(笑)。店舗は、元洋装店を改装した大型複合施設「瀬戸くらし研究所」の一角。2023年4月から、こちらをお借りして、自分たちで改装しました。外観は、窯をイメージしてアーチをつくり、壁には漆喰と瀬戸の白い土を混ぜたものを塗って、仕上げています。瀬戸はとても良質な陶土が採れることから、千年以上もやきもの産地として続いています。良質な理由としては、真っ白であること。それから、成型がとてもしやすいこと。だからこそ、まとまりはなく、いろんな瀬戸焼が生まれた。そんなお話も伝えられたらいいなあ、とこの壁にしました。まちのみなさんが、愛着を持てるお土産をめざしてわたしたちが、お店で取り扱わせていただいている商品は、およそ30事業者のみなさんから、合計で300種類ほど。瀬戸市に拠点を置くみなさんがつくるモノを、現代の“せともの”と独自に解釈して、お店でお取り扱いさせていただいています。セレクトというと、偉そうなので、おこがましいのですが、自分たちなりのお取り扱いの基準としては、まずは瀬戸のみなさんが愛着を持って、使いたくなるもの。さらに、自慢したくなって、人に贈りたくなるもの。そんな地元のひとに愛されるような商品を大事にしています。ほかにも、瀬戸の多様なものづくりを伝えられたらと考えています。店内のアイテムをちょっぴりご紹介!写真:こども茶碗(小)1,100円(税込)、ランチプレート2,530円(税込)など。瀬戸の窯元さんのものを中心に、陶芸家や木工作家の作品をはじめ、粘土や石膏メーカーのものなど、器から雑貨のようなものまで、いろいろあります。「春暁陶器」が立ち上げた、オリジナルブランド「kosirael」。床がフローリングなら、1mの高さから落としても割れません! 瀬戸市内でのお取り扱いはヒトツチのみです。写真:マグカップ(小)2,200円(税込)/(大)2,750円(税込)。「かしわ窯」がつくる、瀬戸市の観光名所「窯垣の小径」をイメージしてつくられたコーヒーカップ。ぜひ、瀬戸の風景を持ち帰って、ながく楽しんでいただきたいです。写真:「バードコール 原木」550円(税込)。「どんぐりごま」550円(税込)など。瀬戸の間伐材を使って、ものづくりする「せともりプロジェクト」の公式販売店です。バードコールやどんぐりゴマ、木の灰を釉薬に使った植木鉢や箸置きなどもあります。写真:「窯垣の小径クッキー(小箱)」1,080円(税込)。瀬戸の「お土産」というジャンルは、ありそうで少なく、食品に関しては、試行錯誤しながら、洋菓子店さんやコーヒー店の店主たちと相談させていただきながら、オリジナルでつくったりもしています。こちらは、patisserie EISENDOさんと共同開発した「窯垣の小径クッキー」です。写真:「瀬戸セットmini」594円(税込)「BAKESHOP mitten」さんのオリジナルショートブレットとヒトツチのオリジナルコーヒーをセットにした。こうしたものを包装したりして、できるだけお土産っぽい仕立てにがんばっております!瀬戸のツクリテ、ものづくりを伝える場にしたい「ヒトツチ」でできたらいいな、と思っていることは、瀬戸のものづくりのこと、ツクリテみなさんのことを紹介することです。わたしたちのはじまりは、「ますきち -宿泊・喫茶・土産・案内-(旧・ゲストハウスますきち)」です。2018年に築140年の陶工が暮らしていた古民家を改装し、瀬戸を案内する玄関口になったらいいなと、オープンしました。詳しくは、こちら(『ソトコト』)からどうぞ。オープンしてからずっと感じてきたのは、瀬戸は観光地ではなく、唯一無二の産地だということ。それを大きな魅力としてとらえているのですが、一方で、はじめて瀬戸を訪れた方には、どこへ行ったらよいのか、わかりづらくもある。そこで瀬戸を知ってもらうべく、もともと本業でライターをしていたほや子が、腕を振り回しまくって張り切って、『ほやほや』というローカルメディアを立ち上げ、瀬戸の発信をスタート。それが発展して、宿の宿泊者に配る地図をつくったり、「ヒトツチ出版」を立ち上げ、『まちをあるく、瀬戸でつながる』1,870円(税込)という本もつくりました。手を変え、品を変え、これまでやってきたことは、「瀬戸の魅力を知ってもらいたい!」 ということ。そして、次の段階として、ずっとあったらいいな、と考えていたのが、「せともの土産」だったのです。瀬戸には、魅力ある商品がたくさんあるので、それがせっかくなら産地で購入できて、ゆくゆくは、ツクリテのみなさんと交流するような機会もつくっていきたい。瀬戸にあったらいいな、を実現したいと想い、日々模索中です。どうぞ、よろしくおねがいします!ヒトツチ〒489-0814 愛知県瀬戸市末広町2-22 せと末広町商店街内 問い合わせ:Instagram もしくは info@hitotsuchi.jp へ尾張瀬戸駅から徒歩9分駐車場はすぐ近くの宮川駐車場へ