大学卒業→地元へ戻って起業『ほやほや』編集長の南未来の夫です。妻と出会ってから、ずっとゴーストライターをしてもらっていたので、自分でちゃんと書くのは久しぶりです。僕の連載では、今年の11月に、運営している宿泊施設「ますきち」が5周年になるので、これまでの道のりを伝えていけたら、考えています。そして、5周年のイベントの時に、小さな本にできたらいいなと思っているので、楽しみにしてもらえたら嬉しいです。続けられるように頑張ります(笑)簡単な自己紹介です29歳。家族は妻と息子が一人。高校までを出身の瀬戸市で過ごし、大学で北海道に進学後、2017年の3月にUターンしました。2018年に「ますきち」をオープン。 2019年に妻とPRチーム「ヒトツチ」発足。クラファンのサポートやHP制作などを開始。2021年「CONERU nendo shop & space」を共同創業、翌年退社。2022年「ヒトツチ出版」という出版レーベルをつくる。「まちをあるく、瀬戸でつながる」を刊行。2023年に「ヒトツチ -せとモノ土産-」オープン。大学を卒業して瀬戸市に戻ってきてから気づいたら6年目。少しずつ活動の幅が増えていきました。気がついたら、毎年何かの事業を立ち上げていますね。第1回目の今回は、何を考えてこのような活動をしているのか、についてお話しできたらと考えています。たくさん働きたくない、ゆとり世代まず大前提として、僕はそんなにたくさん働きたい人間ではありません。体力もあまりなく、すぐに風邪を引くので、基本的には、漫画を読んでゴロゴロしたり、息子と遊んだり、散歩したりしているのが好きです。ゆとり世代のど真ん中です。なので、自分が「心地よいと感じる環境で過ごしたい」という欲求は人一倍強いのだと思います。自分が好きだと思える人やお店や場所やモノに囲まれて生活したい。また、大学時代から、旅をするのが好きで、日本の各地域や海外に行ったりもします。地域ごとのちょっとした違いを味わうのが好きで、町をのんびり歩いたり、個人店に入ったり、伝統工芸を見たり、そこならではのお土産を買ったり。だからこそ、残念だなと思うのは、観光地になればなるほど、似たような町並みやお店、お土産になってしまうこと。日本は、地域ごとに違う歴史文化がしっかりあって、その土地特有の産業があるのにと。日本全国に、遊びに行って面白い地域が、もっともっとできたら嬉しい。特に、ものづくりの産地で。だから僕は、せとものの町・愛知県瀬戸市の魅力を伝える活動をしています。焼き物はもちろん、職人さんが多くいたことで栄えた商店街、力仕事の職人さんを支えた「うなぎ」「うどん」「ごもめし(五目ごはん)」「ホルモン」といった味が濃くてすぐに食べられる食文化、かつては焼き物関係者がいた空き家に移り住んできている美術家さん。瀬戸は、「せともの」から派生した文化が日常に溶け込んでいて、住んでいて楽しい。その様子を紹介できたら。身の回りがどんどん面白くなっていったら嬉しい『ほやほや』を通して、町のファンを作り、宿「ますきち」に泊まりにきてもらい、土産店「ヒトツチ」で瀬戸のモノづくりを伝えるなかで、繰り返しきてくれる町のリピーターが増えてくれたら嬉しい。その中で、移住してくれたり、瀬戸で事業を営んでもらえたらもっと嬉しいし、クラファンのサポートなどを通して、お手伝いもしたい。こんな感じで、事業が少しずつ増えていきました。自分の身の回りがどんどん面白くなっていったら嬉しいなと。なのでいずれは、移住者や開業者に向けた空き家の不動産もやりたいし、産地ならではの光景が見られる工場見学ツアーなどもやってみたいです。第2回は、どうしてUターンをして、宿を始めようと思ったのか? 大学時代のことについて書こうと考えています!