Art Space & Cafe Barrack」のことを、常々すごいなー、すごいなーと感心している。ここは美術家の古畑大気さんと近藤佳那子さんが運営するカフェを併設したギャラリー。

はじまりは「タネリスタジオ」代表の陸さんが、「アトリエとして利用しない?」と誘ったことで、ふたりはアトリエとして借りるのではなく、作品を発表する場をつくった。基本的に母体は「タネリスタジオ」で、前回紹介した「タネリ SHOWROOM」のお隣にあるんだけれども、完全に独立している感じがおもしろい。

ギャラリー担当の古畑君は学生の頃から「発表する場をつくりたい」と考えていたというだけに、企画内容が毎回むちゃくちゃしっかりしている。これまでの展示で印象的だったのは、作品を効果的に見せるための展示設営「ミラクルファクトリー」代表の青木一将さんによる「直角喫茶」。
訪れると、いつもは口数の少ない古畑君が、ものすごく嬉しそうに、直角にすることの難しさを力説してくれて、こういう空間がつくりたかったんだなー! とわたしまで嬉しくなった。

近藤さんは古畑君と似ているけれども、ちょっと違うスタンスで「美術と私と、誰か。もうちょっと大きくいうと、社会。うまくいい関係が築けないかな」と、お店を始めたそう。ここは、まさにそれを体感できる場。

現在は「Grafting 接ぎ木」(3/31まで)を開催中で、2月9日(土)にはオープニングセレモニーとして、初のトークイベントも開かれた。出品作家4名と、2016年の「あいちトリエンナーレ」全体のキュレーターを担当された「愛知県美術館」の拝戸雅彦さんが語り合う夜だったのだが、会場のお客さんのほとんどが、あきらかにアート関係者。作品を描くときの技法や思考に関する質問が込み入りすぎていて、うむむ……難しい!
けれど、終わった後、あまりにわからなすぎて、一緒に訪れたメンバーと「どういうことだったの!?」とめちゃくちゃ盛り上がり、まったく違う世界に飛び込むのもいいですネ。

もちろん、ふつうにごはんに行ったり、お茶もできるし、タネリのアーティストたちもよく訪れていますヨ。ぜひとも、アートとの交差点へ足を踏み入れてくださいませ。

 

 

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