1300年つづく“練り込み”の技法で作品づくりをしている、超人気陶芸家の水野智路さん。GW中に瀬戸市内の「瀬戸蔵」で実演のイベントがあったので、おじゃましてきました〜! 瀬戸で活動されているけれども、なかなか町中でお見かけしない方なので、生・智路さんだ! とミーハー的に喜んでしまった(笑)

智路さんといえば、Instagram。
まずはこちらを。

練り込みとは、すごく簡単にいうと、金太郎飴のようなやきものだそうで、色の異なる粘土を重ねてつくり模様をつくる。智路さんの作品は、伝統的な模様ではなく、パンダや花柄、マリオだったりと、かなりカワユイ。

この日は、いつもは1分ほどでタイムラプス(早送り)で紹介されている動画の工程を、およそ50分かけて実演されるということで、窯業の訓練校で勉強している子と一緒に訪れてみた。その工程は動画の通りなんだけれども、予想以上に作業が早くて、どんどん進んでいく。ぺったん、ぺったんと土を叩いたりする様子は、まるで粘土遊びををしているように楽しそう。けれども、勉強中の友人から見ると、粘土を均等に伸ばしたり、細長くするだけでも「すっごい難しいんだよ」とのことで、技術をじっと見ていた。

智路さんはとってもフレンドリーで、制作中に動きが単調だと「これ、おもしろい?」と子どもたちに聞いてみたり、「もうちょっと近寄ってもらって大丈夫ですよ!」とお客さんに話かけたり、ご自身のエピソードなどもお話してくださるので、あっという間に時間が過ぎていった。

智路さんは、おじいちゃん、お父さんと続く3代目。お父さんの水野教雄さんは、練りこみの市指定無形工芸技術の保持者でもある。小さい頃から遊び場が工房で、いつも粘土がある環境のなかで育った。Instagramをはじめたきっかけもお話されていて、理由は“練り込み”の技法が口で説明しても、なかなか伝わらなかったこと。イベントなどで、声が枯れるぐらい工程を伝えても、イメージがわかず、裏表絵を描いてすごいね〜となってしまう。けれど、動画だと、すごく反応があって、世界中の人とやりとりができる。

制作中、さらりと「僕にとっては、陶芸が日常だったんです。インスタ映えのスポットを探すよりも、自分が見えるものが一番映えるんじゃないかな。朝起きた目の前の光景は人それぞれ。特別なものを求めなくても、それぞれの生き方があるので、それを映し出したらいいと思います」といったことをお話されていて、しみたなあ。

6月9日(日)、7月14日(日)の①10時30分~、②14時~(各回60分)、また「瀬戸蔵」で実演してくださるみたいなので、気になる方はぜひ! 
もうちょっとお話聞きたいな。

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