愛知県では、国内最大規模の国際芸術祭「あいち2022」がスタートしました! 今年の夏から秋にかけて、愛知県がアートで賑わいそうですね。そんななか、瀬戸にもアートを楽しめる場所があります。それが、2022年8月6日(土)にオープンした「Taneri gallery」。こちらの運営は「タネリスタジオ」のアーティストたち。「タネリスタジオ」は、2017年6月、3階建ての元廃ビル2棟を改装して、シェアアトリエとしてオープン。現在、約20名ものアーティストが活動しています。そのメンバーには、先日「瀬戸現代美術展2022」の記事でもご紹介した「Art Space & Cafe Barrack」のおふたりも。これまで、Barrackをのぞく、タネリ内へ入ることが許されたのは関係者オンリーで、個人的にはご近所さん枠で、遊びに行かせてもらって、館内の愉快なカオスぶりを堪能してきた。けれども、紹介することができない残念さがありました。それが! 今回5周年を記念して、Barrackの横に「Taneri gallery」が誕生。8/6(土)から10/9(日)まで、「MEMBERS EXHIBITION -TANERIたちはいちにち噛んでいたようだった-」が開かれています。紹介文によると、「スタジオ名の由来でもある、宮沢賢治の作品に登場する不思議な生物「タネリ」は、山の自然で活き活きと遊び、うたいながら、つるを噛む仕事をやり続けました。私たちも宮沢賢治のタネリのように世間の荒波に揉まれながらも日々、制作に励み、笑い合い、互いを高め合いながら活動しています。”たしかにいちにち噛んでいた”は私たちの作品そのものかもしれません。」2週間ごとの5回、アーティストが入れ替わり、総勢12名が登場する予定です。どの作家さんも、とても個性が強くたのしみ。Barrackのおふたりの作品が、出展されるのもかなり気になっています!第1回、8/6(土)、7(日)、13日(土)、14日(日)のメンバーはこちらの3名。植松ゆりか加藤ノブヤ代表の設楽陸さんは、「タネリスタジオ」の存在を“ブラックボックス”だったと話し、これまではアーティストが制作に集中することに徹していた場を、外へ開いていくそうです。佐野健児タネリのInstagramでは、陸さんによるインタビューもアップされていて、それがめちゃくちゃおもしろい。陸さんの天然ボケぶりとアーティスト目線の質問のバランスがツボです。作品を描いている本人も誰かしらいると思いますので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。開廊は土日の13時〜18時のみです。「せと末広町商店街」のアーケード沿いからすぐですよー! /////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////「MEMBERS EXHIBITION」-TANERIたちはいちにち噛んでいたようだった-■会期■8/6(土)〜10/9(日)13:00〜18:00*土日のみ開廊■会場■TANERI gallery愛知県瀬戸市末広町1丁目31−5タネリスタジオ ビル1F■展覧会スケジュール■①8/6.7.13.14:佐野健児 / 加藤ノブヤ / 植松ゆりか②8/20.21.27.28:中田奏花 / MITOS/ 澤村光李③9/3.4.10.11:鈴木優作 / 栗原光 / 中山なつき④9/17.18.24.25:設楽陸 / 伊藤仁美 / 鈴木一太郎⑤10/1.2.8.9:近藤佳那子 / 古畑大気 / 山下圭介